FCアウグスブルク、1部残留!アウグスブルクは2016ー17シーズン最終節のTSG 1899ホッフェンハイム戦のスコアレスドローにより自力で残留を確定させた。
FCAの監督マヌエル・バウムはホッフェンハイム戦で、1-1で引き分けたドルトムント戦をホームで戦った同じ先発メンバーを信じて起用した。
ホームのホッフェンハイムは試合開始直後から緑の芝生の上でイニシアチブを握った。キックオフから2分後、早くも今試合最初となるサンドロ・ヴァーグナーのシュートを、アンドレアス・ルーテが防ぎCKへ逃れる。一方相手のゴール前ではコンスタンティノス・スタフィリディスが左サイドから上げたアーリークロスを、ゴール前にいたハリル・アルトゥントップがダイレクトでシュートするが、シュテフェン・ツーバーが辛うじてブロックしボールはゴールから外れた(6分)。その後アウグスブルクは非常に攻撃的に攻め始め、アルトゥントップのチャンスから3分後にはスタフィリディスが遠い位置からシュートを狙うがボールは枠を越えた(9分)。
21分、セバスティアン・ルディーがFCAのペナルティエリア付近でFKを蹴り、マルク・ウートがゴール前10mからヘディングシュートを放つがルーテがキャッチする。アウグスブルクがカウンターのチャンスを狙う一方で、ホッフェンハイムはボールと相手を走らせる。最終的にケレム・デミルバイがルーテの頭上を越えるループシュートをゴール前18mの距離から試みるが、僅かにファーポストを逸れた(24分)。
32分にはFCAの素晴らしい攻撃からコールが中央にクロスを上げ、ゴールまで12mの位置からフィリップ・マックスがシュートを放つがブロックされる。その数分後、アルフレッド・フィンボガソンが右サイドのマックスにロングパスを送りチャンスが訪れるが、トラップが大きくシュートを打つことはできない。ハーフタイムの2分前には、ホッフェンハイムが左中央、ゴールから25mの位置でFKを獲得。狙いを定めたシュートはルーテがしっかりとキャッチした(40分)。ここで前半が終了し、0-0のまま選手達は控え室に戻った。
ハーフタイムの後、元ホッフェンハイムの選手であるヨナタン・シュミットがペナルティエリアの右端から強烈なシュートを放つが、これはTSGのGKバウマンに防がれ、CKに逃れられる(49分)。55分にはTSGのCKにウートがヘディングで合わせるが、アウグスブルクの控えGKはこれを正確にセービング。その後も一進一退の攻防は続く。アルトゥントップがペナルティエリアのライン上でフィンボガソンからパスを受けるがボールを長く持ちすぎ、そのためフォクトにボールをカットされてしまう。
試合を支配したのはホッフェンハイムだが、アウグスブルクの素晴らしい守備を前にこの優勢を活かしてゴールに至ることはほとんどできなかった。試合開始から1時間後、ルーテが危険なゾーンに入ってきたデミルバイのCKをパンチングで逃れる(60分)。数分後、ゴールまで約20mのところからツーバーが放ったシュートはゴール左に外れ(65分)、クラマリッチがドリブルで2人をかわして放ったシュートは左のポストを直撃する(69分)。
ホッフェンハイムはアウグスブルクへのプレッシャーを高め、彼らの本拠地ジィンスハイムはスリリングな試合終盤を迎えた。ナディーム・アミリがターンの後放ったシュートはルーテがパンチングで防ぐ(71分)。右サイドからのクロスをヴァーグナーがヘディングシュートするが、ボールはFCAのゴールの僅か右に外れる(77分)。アミリが放ったシュートはまたポストを叩き、アウグスブルクは再び幸運に助けられた(80分)。
アウグスブルクは徐々に守備へ押し込まれる。試合終了の3分前にはマルティン・ヒンターエッガーがファーポストのゴールライン上でボールをクリアし、失点のピンチを防いだ(87分)。アウグスブルクは3分のアディショナルタイムをなんとか乗り切り試合は終了、自力で残留を確定した。