ダニエル・バイアーは既に9年以上に渡ってFCアウグスブルグでプレーを続けており、それ故にチームメイトの中で最も古株の選手だ。19日(水)の午後の練習を前に同選手は現在の好調、またハノーファー96(21日土曜日ドイツ時間15時30分、日本時間22時30分)との難しい試合について語った。
8試合で勝点12ポイント、順位は8位。FCアウグスブルクのこのシーズン滑り出しの好調は誰一人予想していなかった。バイアーは「僕達は確実に今シーズンにおけるポジティブなサプライズと言えるだろうね」と口にした。土曜日には勝点で並び順位を前後するハノーファー96(9位)とのホームでの対戦が待っている。FCAにとっては難しい課題となるだろう。33歳の同選手は「順位表を見る限り彼らは現在絶好調だ」と語り、「昇格チームとしてここまで素晴らしい結果を出している、今シーズンのサプライズチームと少しばかり言えるかもしれない」と続けた
FCAの主将は「勝てて当然ではない。昇格チームと戦うというだけで試合を軽んじてはいけない」と、昇格チームを侮らないように促す。ニーダーザクセンに拠点を置くチームはシーズン開幕から力を発揮したが、グラードバッハとフランクフルトには両試合ともに1-2の敗戦を喫している。ダニエル・バイアーは「ブンデスリーガで試合に勝つ為には100%の実力を出し切る必要がある」ことを強調し、「勝つつもりで試合に臨む」と明言した。
バイアー:「調子を出来る限り長く保っていきたい」
背番号10を背負う同選手はFCAが長期離脱を余儀なくされたセルヒオ・コルドバ(靭帯損傷)とマルティン・ヒンターエッガー(足首の手術)の穴を埋めることを確信しており、これを「シーズン中につきものの課題だ」 と表現した。好調な出だしを切ったシーズン序盤についても、バイアーは「僕達はまだ何も達成していない。今は本当に楽しいけれど、ここから先はまだ長い」ことを示唆した。その為FCアウグスブルクのキャプテンはブンデスリーガでの目下の調子を「できる限り長く保っていきたい」と考えている。ハノーファー96相手の勝点3は、まさに望むところだと言えるだろう。