前節ヘルタ・ベルリン戦で0-2の敗戦を喫した後、チームの意見は一つだった。これではだめだ、と。だからこそ、前節の試合を目を覚ます瞬間と捉え、今後の試合に活用していくことが重要になる。FCA監督マヌエル・バウムは、彼とチームが4月15日(土)15時30分キックオフのケルン戦でより良いパフォーマンスを披露する必要があるとわかっている。バウムは「ベルリンで我々は戦っていなかったし、積極性が足りなかった」とコメント。しかしその点に関して今週のトレーニングは既に違う様子を見せている。バウムは「積極性はある。次の試合でそれを出さないといけない。そうすれば、今後の試合を楽観的に迎えられる」と語った。
累積警告での出場停止処分を終えたマルティン・ヒンターエッガーもバウム監督の意見を支持している。「これはメンタリティーの問題だ。物事がスムーズに進まなくなったら、まず戦わなければいけない。そうすれば、試合の流れにも乗れるようになる」と考えるヒンターエッガーは、「僕らは多くの試合でビハインドの状況だったが、いつも再び試合を盛り返していた。これからあと最後の6試合で僕らはベストを尽くす」と更なるアドバンテージを指摘し、シーズン終盤に向け意気込みを見せた。
トレーニングで新たな刺激を受け、頭の中をリセットするためにチームは記者会見終了後すぐに短期トレーニング合宿を決行した。したがって、チームは外からの影響がない静かな環境で今節ケルン戦の準備を行うことができる。
現在、勝点40でブンデスリーガ7位のケルンは「カウンター攻撃が非常に強力で、攻守の切り替えもスピードがあるし、多くのボールキープを必要としない」チームだ。バウムによればFCAはボールロストを避ける必要があるし、もしボールを失った時は、再びボールを奪取するために素早くコンパクトな陣形を組まなければならない。FCA監督は、勝利の鍵は意欲と情熱を持ってチームとして一丸となることだと考えている。
ケルン戦のチケットはほぼ完売状態だ。現時点で残っているチケットは300枚に満たない。マルティン・ヒンターエッガーにとってそれは、どんな状況下でもファンがFCAを応援してくれるという明白な印だ。同選手は「僕らが戦い、ベストを尽くしている姿をファンが見れば、90分間鳥肌が立つような気分になるはずだ」と次の試合で力強いパフォーマンスを出すことを誓った。
メンバー状況についてだが、ラウール・ボバディージャは試合メンバーに入るか不透明だ。同選手はトレーニング合宿出発の前の練習でふくらはぎに問題を抱え、途中で練習を切り上ることになった。