今シーズン最終節を戦うためにFCAはジンスハイムに向かい、5月20日(土)現地時間15時30分(日本時間22時30分)からTSG1899ホッフェンハイムと戦う。MFハリル・アルトゥントップは「グラードバッハ戦、ドルトムント戦で示したパフォーマンス後、胸を張ってホッフェンハイムへと向かう」と話した。さらに最終節のアウェイ戦では3,000人のFCAファンがアウグスブルク選手たちを後押しする。
アルトゥントップは「僕らにはファンが必要だし、彼らもそれを知っている。今シーズン最後のホーム戦で、ファンと一緒なら何が出来るか示せた」と確信している。そして最終節では、今季リーグ戦4位のホッフェンハイムがFCアウグスブルクを待ち構えている。マヌエル・バウムは、「ホッフェンハイムは上位にいるにふさわしい実力を持っている。彼らはリーグでも最も手強い相手の1つだ」とわかっている。TSGは高い適応能力、良い攻撃サッカー、非常に高い個人能力を持ったチームだ。FCアウグスブルクにとっては、試合を良く読むことが重要になる。FCA監督バウムは、大変大事なことは「良い攻守の切り替えすることだ。我々はただ後ろに下がってはいけない、前線への突破口を探し出す必要がある」とコメントした。
まさにそのために、現在最高のコンディションにあるハリル・アルトゥントップが重要な働きをするに違いない。バウムはアルトゥントップについて「ハリルは自身の経験から迅速に進む必要がある時間帯、ボールをキープした方が良い時間帯、試合をゆっくり進める時間帯を常に分かっている。彼は守備と攻撃を結ぶ重要なリンクマンだ」と話し、同選手への絶大な信頼を窺わせた。
敵地で戦うアウグスブルクにとって重要なのは何か、それを一言で表すことができるかという質問に対して、ハリル・アルトゥントップは“勇気“と答えた。アルトゥントップは、「ナーバス感はどこにもない。僕らは今週土曜日17時20分に残留を祝えると楽観的なんだ」と述べた。マヌエル・バウムもハリルに同意し、チームのモットーである『アウグスブルクは共に戦う』をもう一度強調した。このモットーは現在の状況にとてもマッチしている。なぜなら、直近の数週間はチーム内だけでなく、街全体にも協力性を感じることができたからだ。
今週土曜日に控える試合についてアルトゥントップとバウムは同じように考えており、「自分たちの力で残留を決めたい。誰にも頼れないことはわかっている」と口を揃えた。つまり、ハンブルガーSV対ヴォルフスブルクの試合がどうなるかは二の次だ。
その他にもポジティブな傾向は、過去数試合のパフォーマンスだけではなく、フィールド上の先発メンバーにも見られる不変性だ。怪我で長期離脱中のヤン・モラヴェクとク・ジャチョル以外に出場が不透明な選手は、GKマルヴィン・ヒッツのみとなっている。同GKは既にチーム練習を再開しているが、性急な判断は避けたい。バウムは「マルヴィンについては毎日彼の様子を見る必要がある」と説明した。フィールド選手に関しては、FCA監督が過去数試合の先発メンバーから変えなければならない理由は見当たらない。
ところで、まさに『アウグスブルクは共に戦う』のモットー通り、FCAと現在契約を結んでいる特別パートナーのソルティモ(Sortimo)がクラブと更に2年間の契約延長を行った。両者ともお互いの良い関係性を強調し、今後もパートナーシップが続くことを喜んでいる。